法然院は浄土宗系の単立寺院で号は善気山萬無教寺(ぜんきさんばんぶきょうじ)といいます。鎌倉時代に浄土宗を開いた法然上人が弟子の住蓮(しゅうれん)、安楽(あんらく)とともに、昼夜六度阿弥陀仏を礼拝、賛嘆する六時礼讃(ろくじらいさん)を勤めた草庵がこの寺の起こりです。本堂の直壇(じきだん)に二十五の生花(せいか)が散華されるという美しい仏事が毎朝毎に続けられています。本堂には法然上人自作の木像と恵心僧都(えしんそうず)作の阿弥陀如来坐像が安置されています。恵心僧都(えしんそうず)は琵琶湖に浮かぶ堅田の浮御堂を建立したことで知られています。美術品は国の重要文化財に指定されている襖絵十四面などを所蔵しています。

 苔に覆われた数寄屋造りで茅葺きの山門が黄金色の紅葉に包まれる法然院は、哲学の道から少し東へ、東山三十六峯の一つ、善気山の山裾に境内を持つ法然上人ゆかりの名刹です。 閑静な佇まいの古寺ですが、紅葉が色づく頃はカメラを山門に向ける人で混み合います。紅葉だけでなく、参道に散る椿も美しい情景です。

白砂壇(びゃくさだん)の砂の上に描かれている模様は心身を清める水紋を表現しているのだそうです。 二つの白砂壇の間の参道を通ることにより水で心身を浄めたことになるのだそうです。法然院を訪れた際には心して歩きましょう。
境内東側の一段と高いところにある墓地には谷崎潤一郎や河上肇ら多くの文化人の墓があることでも有名です。

法然院の拝観 境内自由  法然院の拝観時間 午前6時より午後4時
期間限定で本堂の特別有料公開があります。(特別公開は別途時間限定)
所在地 京都市左京区鹿ヶ谷御所の段町30(哲学の道の一筋東(山側)の道)
法然院へのバス
市バス「南田町」下車、徒歩約5分(京都駅前より市バス100系統に乗車)

 
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紅葉が美しい法然院の山門、右下は白砂壇

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