近世京都の経済発展に尽くした二条と伏見をつなぐ高瀬川水運は嵯峨の豪商、角倉了以(すみのくらりょうい、1554~1614)により計画、施工されました。約8メートルの川幅を持つ運河はこの二条から伏見までの11キロ余りの全長があり、二条と四条の間に9ヵ所の船入が作られました。国の史蹟に指定されている「一之船入」は下の写真の高瀬川の西側にあり、今も水を湛えています。この交通の大動脈の完成により京都と商都浪速が直接水運で結ばれ人や荷物の活発な往来に寄与しました。ここから南へ高瀬川沿いに桜並木が続きます。船入は奥行133.5メートル、幅が16メートルあり、三方から荷物の積み降ろしができるようになっていましたが、現在の堀割は奥行が11メートル余、幅が2.3メートル余と小さくなって史蹟として保存されています。

所在地 京都市中京区木屋町通二条下ル一之船入町
高瀬川一之船入跡への公共交通機関
 市営地下鉄東西線「三条京阪」、「京都市役所前」下車、徒歩約10分
 京阪電車「三条」下車、徒歩約10分
 市バス「河原町二条」下車、徒歩約6分(京都駅前より17、205系統に乗車)

 
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京都の桜一之船入1
▲再現された高瀬船が浮かぶ高瀬川

京都の桜一之船入2
▲春の高瀬川沿いには桜が咲き並びます。

京都の桜一之船入3
▲桜紅葉の秋の高瀬川、左の柵の奥が船入の跡