明治維新で都が東京に移り疲弊してしまった京都の街に活気を呼び戻す為に、平安遷都から1,100年目にあたる明治28年に平安京を造営した桓武天皇をご祭神として平安神宮が創建されました。それを祝して開催されたのが時代祭の始まりです。
1200余年前の10月22日に平安遷都が行われました。この京都の誕生日を記念して行われる時代祭は、京都に都があった平安時代より幕末までの歴史風俗を忠実に再現した行列です。
錦の御旗を掲げる維新勤王隊列を先頭に歩く行列は平安遷都の時点に向けて時代を遡り、各時代の装束を身につけた2,000人もの人々が華やかな時代絵巻を繰り広げます。行列で見られる衣装祭具等は、歴史的に考証された素材が使われ、当時を忠実に再現されており、文化、技術の変遷を見て楽しめます。
正午に京都御所を出発して午後2時半に平安神宮に至る華やかな行列は80頭近い牛や馬と約2,000人の人員で構成され、一ヶ所の通過時間は約2時間を要します。
行列通過コースと先頭通過時間
京都御所建礼門前 12:00 (丸太町通経由)
烏丸丸太町 12:30 (烏丸通経由)
烏丸御池 12:50 (御池通経由)
河原町御池 13:20 (河原町通経由、三条通経由)
三条京阪 13:40 (三条通経由、神宮道経由)
平安神宮到着 14:30
一地点での行列の通過には約2時間を要します。