龍安寺の紅葉(京都市右京区)

紅葉の龍安寺

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龍安寺(りょうあんじ)
 龍安寺は清水寺、金閣寺と並んで京都で最も観光客、拝観客を集める寺院の一つです。

 龍安寺は平成6年(1994)にユネスコの世界文化遺産に登録された、臨済宗妙心寺派の寺院です。龍安寺の始まりは宝徳2年(1450)に徳大寺家の豪壮な別荘を室町幕府官領の細川勝元が譲り受けて禅寺を創建したものです。その後に応仁の乱により焼失しましたが、長享2年(1488)に細川勝元の子、細川政元が再興しましたが、寛政9年に再び火災に遭遇し現在の方丈は塔頭の西源院より移築したものです。

 龍安寺は重要文化財の「紙本墨書太平記12冊」などの貴重な文化財を所蔵しています。

 上2枚の写真は石庭で知られる方丈庭園です。低い油土塀の向こうから春は桜、秋は紅葉が色付いた枝を差し入れ白砂の庭に彩りを添えています。石庭には75坪の敷き詰められた白砂に左から5、2、3、2、3と15個の大小の石が配置されています。この石庭は禅の思想をシンプルに表現したものといわれています。

 下の写真は山門を入って左に広がる紅葉の美しい鏡容池で、春には桜と雪柳、夏には睡蓮や蓮の花も楽しめます。鏡容池に浮かぶ弁天島には真田幸村の墓があります。

 春には石庭など龍安寺の桜がきれいです。龍安寺 紅葉(京都石庭)も美しく見られます。

龍安寺の場所
 京都市右京区龍安寺御陵下町13
龍安寺の拝観時間
 午前9時より午後5時
(冬期は午前8時半より午後4時半)
龍安寺の拝観料 500円
龍安寺への電車とバス
●市バス「龍安寺前」下車、すぐ