南観音山
(みなみかんのんやま)

南観音山
 北観音山の「上り観音山」に対して南観音山は「下り観音山(くだりかんのんやま)」ともいわれ、17日の巡行の最後を飾っていましたが、平成24年は順番が変わりました。

 巡行が7月17日と24日に別れて催行されていた時には後祭の最後尾を巡行していましたが、平成26年には復活した大船鉾が後祭巡行の最後尾を飾ります。

 本尊の楊柳観音(ようりゅうかんのん)と脇侍の善財童子がお祀りされていますが、鎌倉時代に作られた楊柳観音瞑想坐像は天明の大火(1788年)による焼損の後で補修されて安置されています。

 屋根上に建つ真松の下から二段目の枝に尾長鶏がとまっています。

天水引
 美しく復元新調された塩川文鱗(しおかわぶんりん)の下絵による「四神の図」で鳳凰や麒麟が肉入りで刺繍されています。

下水引
 画家の加山又造の下絵による「飛天奏楽図」を掛けて巡行しています。

前懸、胴懸
 海外から輸入したペルシャ絨毯などを掛けています。

見送
 これも加山又造の下絵によるもので昭和63年(1988)に新調された「龍王渡海図」です。龍王の眼には人工宝石が埋め込まれた豪華なものです。

柳の大枝
 山の右後から柳の大枝を差し出しています。この柳は楊柳観音の主旨に由来するもので、17日の巡行を終えた後で授与された柳を持ち帰って玄関に飾っておくと無病息災のお守りになるといわれています。

あばれ観音
 宵山の夜に楊柳観音を布で包んで御輿のように担ぎ回る神事があります。

南観音山の山鉾町
 京都市中京区新町通錦小路上る百足屋町