北野天満宮(梅と学問の神社)

北野天満宮(きたのてんまんぐう)

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北野天満宮
 平安時代の天暦元年(947)に創建された北野天満宮は「北野の天神さん」と呼ばれて親しまれており、日本中に無数に祀られている天満宮の中で、天神信仰の中心をなす神社です。
 境内と梅苑には約50種、2000本余の梅が植えられ、1月には本殿の西側の2本の蝋梅が黄色の花を付け、2月初旬からは白や紅色の早咲きの梅が咲き始め、梅苑も有料で公開されます。拝殿の前で咲く風格ある紅梅は2月末から3月初旬にかけて満開となります。

菅原道真
 北野天満宮は「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」の御歌でよく知られた学問の神様 菅原道真公をお祀りする神社です。学問の神様として崇められている菅原道真公(845~903)は醍醐天皇朝に右大臣として廟堂に列していましたが、左大臣の藤原時平(ふじわらのときひら)(871~909)のざん言により太宰権師(だざいのごんのひら)に左遷され、延喜(えんぎ)3年(903)に59歳で無念の死を遂げました。その後に続いた天災や政治経済の混乱などすべてが道真の怨霊のなす「たたり」と恐れられ、その怨霊を鎮めるために天満宮が建てられた由縁はよく知られています。

北野天満宮の国宝
 本殿、石の間(本殿と拝殿をつなぐ建物)、拝殿楽の間(拝殿の左右に付随した建物)、紙本著色北野縁起天神8巻
 清水寺鎮守社の地主神社の創建は日本建国以前と伝えられます。 北野天満宮の重要文化財
 三光門(中門)、東門、絹本著色舞楽図2幀、木造鬼神像13躯、他にも中門の回廊等の付属建物や多くの美術品の重要文化財を所蔵しています。

梅苑は梅の咲く早春、紅葉苑は紅葉の美しい秋に有料で公開されます。
梅苑拝観時間 朝10時より夕4時まで 梅苑入苑600円(小人300円)
北野天満宮への公共交通機関
 市バス「北野天満宮前」下車すぐ(京都駅前より市バス50系統、101系統乗車)
駐車場 参拝者の自家用車約300台が無料で駐車できます。