豊国神社(とよくにじんじゃ)
 
京都では「ほうこくさん」と呼ばれて親しまれていますが、 「とよくにじんじゃ」が正式名です。御祭神の太閤豊臣秀吉が没した慶長3年(1598)に遺体を阿弥陀ヶ峰に埋葬して社殿を建てたのがこの神社の始まりです。その後、徳川家康によって廃祀されましたが、明治13年(1880)に今の地に再建されました。

貞照神社
 本殿の隣に鎮座している貞照神社(さだてるじんじゃ)には秀吉の正室「北政所おね(ねね、高台院)」が御祭神としてお祀りされています。

国宝唐門
 伏見城の城門を移築したもので、伏見城から二条城、金地院(南禅寺塔頭)を経てここ豊国神社に移築されました。西本願寺、大徳寺の唐門とともに「国宝の桃山三唐門」の一つとされています。随所に豪華な装飾、彫刻が見られます。

瓢箪(ひょうたん)絵馬
 豊臣秀吉は合戦の馬印として千成瓢箪を使用したことに因んで、瓢箪の形に切り抜いた絵馬や瓢箪をかたどった形のお守りもあります。豊臣秀吉の出世にちなんで立身出世の祈願を絵馬に託す人が多いようです。

出世絵馬
 織田信長のぞうりを秀吉が自分の懐(ふところ)で温めたエピソードを題材にしたぞうりの形をした出世絵馬も人気があるようです。

宝物館
 豊臣秀吉の遺品が展示されています。大人300円で拝観できます。

豊国神社(とよくにじんじゃ)
 豊国神社には豊臣秀吉がお祀りされています。秀吉の妻の「ねね」は本殿の隣の貞照神社にお祀りされています。

 豊臣秀吉が戦いに使った千成瓢箪をモチーフにした「ひょうたん絵馬」が人気です。

 豊臣家の家紋の「五七の桐」が豊国神社の神紋になっています。

 豊国神社へのgoogle地図はページの下部にあります。

豊国神社の場所
 京都市東山区大和大路通正面茶屋町530
境内拝観自由
宝物館入館料
 大人 300円
 大学生、高校生 200円
 中、小学生 100円
 30人以上で各2割引
宝物館拝観受付時間
 午前9時より午後4時半まで 
豊国神社への公共交通機関
●市バス「博物館三十三間堂前」下車、徒歩約3分(京都駅前より206系統に乗車)
●京阪電車「七条」駅下車、東へ徒歩約10分
駐車場 境内に普通車15台が無料で駐車できます。

隙間400

▼豊臣秀吉がお祀りされている豊国神社の鳥居を春の桜が飾ります。

京都豊国神社78-1

▼豊国神社の国宝唐門、ここから本殿に向かって拝礼します。

京都豊国神社78-2

▼国宝唐門には豪華で精緻な彫刻が施されています。

京都豊国神社1

▼国宝唐門の彫刻の例、
扁額の左右(上)、扉の滝を昇る鯉(下)

京都豊国神社2

▼唐門から見た拝殿。本殿はこの奥に建ちます。

京都豊国神社3

▼出世絵馬、千成瓢箪(ひょうたん)開運絵馬、縁結び絵馬
▼縁結び絵馬は男性用(豊国神社)と女性用(貞照神社)を2枚重ねて奉納します。。

京都豊国神社4

▼豊国神社の神紋は羽柴家(豊臣家)の五七の桐の家紋。提灯と手水舎。

京都豊国神社5