伏見稲荷大社 伏見稲荷大社は全国に3万も4万もあるといわれる稲荷神社の総本宮です。稲荷の語源は、山城の国の豪族、秦氏の秦伊呂巨(はたいろこ)がこの地で餅を的にして矢を射ると、なんとそれが白鳥と化して飛んで行き、その場所に稲が生えて実りました。つまり「稲が生(な)った」という故事が稲荷の社名の語源になったといわれています。

本殿、楼門 国の重要文化財に指定されている本殿は京都の他の社寺と同じく応仁の乱、文明の乱で焼失しました。現在に見られる本殿は明応8年(1499)に再建されたもので、その後も何度もの修繕が繰り返されています。
他にも神楽殿の南に建つ御茶屋が重要文化財に指定されています。お茶屋は後水尾院(ごみずのおいん)から拝領し御所から移築されたもので元は御所の御殿でした。鳥居を通して大きく見える赤い楼門は豊臣秀吉の寄進と伝えられます。秀吉は母の病気平癒をお稲荷さんに祈願し、その願いが叶ったのでお礼に寄進したものだそうです。

千本鳥居 伏見稲荷大社の境内には奉納された赤い鳥居が建ちならび「千本鳥居」と称されていますが、稲荷山全体の鳥居の数は5千基とも1万基ともいわれています。お稲荷さんにお祈りすれば願い事が「通る」ということから沢山の鳥居が奉納されることになったのだそうです。奥宮と奥社奉拝所をつなぐ千本鳥居は途中で2列になり朱色の鳥居のトンネルが長くつづきます。

商売繁盛の神様 毎年の正月3ケ日には商売繁盛、家内安全などを祈願する人達の初詣でにぎわいます。集まったお賽銭を銀行員が数える様子がテレビで放映されます。

伏見稲荷大社の主な御祭神
 宇迦之御魂大神、佐田彦大神、大宮能売大神、田中大神
伏見稲荷大社の鎮座地 京都市伏見区深草薮之内町68
境内参拝自由  終日参拝できます。(授与所、祈祷受付等は時間制限あり。)
伏見稲荷大社への電車
 JR奈良線「稲荷」、京阪電車「伏見稲荷」下車、徒歩数分
駐車場 参拝者に限り普通車約170台が境内に無料で駐車できます。

京都の神社伏見稲荷1
▲鳥居を通して豊臣秀吉寄進といわれる楼門を見ています。

京都の神社伏見稲荷2
▲伏見稲荷大社の内拝殿、この後ろに重要文化財の本殿が建っています。

京都の神社伏見稲荷3
▲伏見稲荷大社の奥宮をきれいな紅葉が飾ります。

京都の神社伏見稲荷4
▲奉納された千本鳥居は実際には5千基を越えるそうです。

京都の神社伏見稲荷5
▲神のおつかいの狐、稲荷大神の御神徳をあらわす鍵をくわえています。(左)

京都の神社伏見稲荷6

▲参拝者が自由に顔を描く狐の絵馬(左)
▲持ち上げて軽ければ願いが叶う「おもかる石」(右)