宇治上神社(うじかみじんじゃ)
世界文化遺産に指定されている宇治上神社の境内は広くはありませんが、秋にはきれいな紅葉に彩られます。祭神は古墳時代の皇族の応神天皇、仁徳天皇、菟道稚郞子(うじのわきいらつこ)がお祀りされています。宇治上神社の創建の年代は定かではありませんが、日本で最も古い神社の一つと云われています。平安時代には近くの宇治神社と合わせて宇治鎮守明神などと呼ばれる一つの神社で、藤原氏が建立した平等院の鎮守社となり隆盛を極めました。明治16年(1883)に上社が宇治上神社、下社が宇治神社に分社されました。
国宝本殿
本殿は中殿、右殿、左殿の一間社流造の内殿三社を覆屋(おおいや)で囲った左右に長い檜皮葺の建物で、1060年頃(平安時代中期)に建立された日本最古の神社建築として国宝に指定されています。
国宝拝殿
本殿の前に立つ横に長い拝殿は正面5間、側面3間の、単層、檜皮葺の建物で、建保3年(1215)に建立されました。 左右両端の屋根の構造に縋破風(すがるはふ)を採用しています。縋破風とは本屋根の切妻造の両端からさらに庇(ひさし)が出ており、入母屋造と見まがう形となっています。
宇治上神社の御祭神
応神天皇(中殿)
仁徳天皇(右殿)
菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)(左殿)
境内参拝自由
拝観時間 午前9時から午後4時半まで
宇治上神社の鎮座地 京都府宇治市宇治山田59
宇治上神社への公共交通機関
JR奈良線「宇治」駅より徒歩約20分(宇治駅は「みやこ路快速」も停車)
京阪電車宇治線「京阪宇治」駅より徒歩約15分
駐車場 ありません。