山伏山(やまぶしやま)

山伏山
 昔、東山法観寺(ほうかんじ)の八坂ノ塔が傾いたとき、浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)が法力によって真直にもどしたという由縁に取材しています。

 この山は飾房をたくさん使っているのが特徴です。

 菊水鉾が使っていたものを譲渡されたものだそうですが、要所要所に有効に使われています。

 平成20年に飾房を新調しています。

御神体人形
 御神体は浄蔵貴所が修験者となって大峰入りする時の姿をあらわしています。

 顔はひのき材で作られ目や口は描かれたもので非常に芸術性の高いものだそうです。

 山伏の装束は聖護院本山派の本格的なものを着け、髪の毛は人毛が使われています。腰に法螺貝(ほらがい)を下げ、肩に斧を担いでいます。

前水引
 中国の雲龍麒麟を桐と竹の日本独特の意匠に浮かび上がらせて刺繍された「雲龍麒麟桐竹図」で、中央に大きな飾り房を下げ、下には12本の小房で飾るなど、他の山にはない独特の豪華なものとなっています。(この頁の上より4番目の写真)

横水引
 「養蚕機織図」は唐の養蚕や機織の光景を精緻に織上げた綴錦です。

胴懸
 綴錦の豪華なもので牡丹の花に蝶が舞う意匠の背景の色がグラデーション(段ぼかし)に織られています。

見送
 綴織の「飛龍波濤図」で中国明時代の作を部分的に日本で修整加筆されたもでしたが、平成11年に本格的に複元新調されて使われています。

山伏山の山鉾町
 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町