白楽天山
(はくらくてんやま)

白楽天山
 唐(中国)の詩人白楽天が常に松の樹上に住んでいるといわれる道林禅師(どうりんぜんじ)を訪ね、仏法の大意の教えを乞う場面を山に仕立ててあります。

御神体人形
 松の皮の上に座る道林禅師は紫の緞子地(どんすじ)の衣を着て、藍色羅紗の帽子をかぶり右手に払子(ほっす)、左手に数珠を持っています。

 白い狩衣を着て立っている白楽天は唐冠をかぶり手に笏(しゃく)を持っています。

前懸
 三枚をつないで一枚の前懸になっています。

 中の一枚が16世紀にベルギーで作られたゴブラン織で、トロイ城陥落のときアイネイアスが父を救出する場面が描かれていて、京都の東隣の大津祭月宮殿山の見送と対をなしていると解説されています。

胴懸
 昭和53年(1978)にフランスから輸入された17世紀製作のゴブラン織「農民の食事」と18世紀にベルギーで作られた毛綴織「女狩人」を掛けて巡行しています。

見送
 近年は山鹿清華作の「北京万寿山図」の毛織錦を掛けて巡行しますが、18世紀にフランスで織られてタペストリーの「水辺の会話」を見ることもあります。

白楽天山の山鉾町
 京都市下京区室町通綾小路下る白楽天町