橋弁慶山(はしべんけいやま)

橋弁慶山
 橋弁慶山は「くじとらず」で後祭の先頭を行きます。

 後祭巡行の舁山7基のうちの一つです。

 謡曲「橋弁慶」より取材した弁慶と牛若丸が五条大橋の上で戦うシーンをリアルに再現しています。

 金色の擬宝珠(ぎほし)と橋の欄干が見えますが、これは五条の橋を表しています。

 橋弁慶山は真松も見送もなく、また金幣が前後に付くなど、四方が正面という独自の考えで構成されています。

牛若丸、弁慶
 舞うが如く軽やかな牛若丸は足駄(あしだ)の金具一本だけで固定されて立っています。

 揺れる山の上でよくこれで重心が取れていると感心します。

 牛若丸の人形は120センチの高さがあり、永禄6年(1563)の銘があるそうです。牛若丸、弁慶とも頭(かしら)はヒノキ材で作られています。

 弁慶の持つ太刀は180センチもあるそうです。

前懸、胴懸、後懸
 前懸は富岡鉄斎原画の「椿石図」の綴錦を昭和58年に新調しています。

 胴掛は丸山応挙の下絵による「加茂祭礼行列図」綴錦で今は葵祭と呼ばれる加茂祭行列の様子が描かれています。

 後懸は3頭の龍と瑞雲岩波刺繍を掛けています。

 これは昭和58年以前に使用していた前懸の中国清時代の刺繍「真向龍」と対をなしています。

橋弁慶山の山鉾町
 京都市中京区蛸薬師通室町東入る橋弁慶町