太子山(たいしやま)

太子山
 太子山には聖徳太子がお祀りされています。聖徳太子が四天王寺を建立する際、自から山に入って良材を探し求めた言い伝えにもとづいて作られ山で、他の山が真木に松を立てていますが太子山は杉を立て、その杉に厨子に入った小さな如意輪観音像を懸けています。

 太子が山中に湧く清水に浴している時に杉の巨木を見つけた伝説によります。

御神体人形
 少年像の聖徳太子で右手に斧を振り上げ、左手には衵扇(あこめおうぎ)を持っています。衵扇とは細長い桧の薄板を連ねて綴じられている高級扇です。

前懸
 安永4年(1775)製作の緋羅紗地に阿房宮(あほうきゅう)が刺繍された美しい前懸の平成年代に復元新調したものを掛けて巡行しています。(この頁の下の写真)

胴懸、水引、隅金物
 18世紀の中頃にインドで刺繍された逸品「金地孔雀唐草文」の胴懸の上に網目模様の組紐七宝編みの水引きを掛けています。

 四隅には羽を広げた飛龍の金色の大きな角房掛金具を付けています。(この頁の上より4番目の写真)

見送
 「波涛飛龍図」綴織で中国明代末の図柄をもとに織られています。

お守り、絵馬等
 宵山の会所で「杉のお守り」「知恵のお守り」等が授与されます。

 聖徳太子の聡明にちなんで知恵が授かる御利益があります。

 願い事を記した絵馬は巡行する山に乗せられて願い事の成就が祈念されます。

太子山の山鉾町
 京都市下京区油小路通仏光寺下ル太子山町